お悔やみ日報

大城　立裕氏（おおしろ・たつひろ＝作家）２７日午前１１時１０分、老衰のため沖縄県北中城村の病院で死去、９５歳。沖縄県出身。葬儀は３０日午後２時から同県浦添市伊奈武瀬１の７の１のいなんせ会館で。喪主は長男達矢（たつや）氏。

第２次世界大戦中に中国の東亜同文書院に留学し、敗戦に伴う大学閉鎖で中退。戦後に帰郷し、琉球政府通産局通商課長や沖縄県立博物館長などを務める傍ら、小説を執筆した。６７年、米国統治下の沖縄を舞台に人々の複雑な感情を捉えた「カクテル・パーティー」で芥川賞を受賞。その後も沖縄の歴史や伝統に根差した小説や戯曲などを発表した。

八木　直彦氏（やぎ・なおひこ=元日本製鋼所社長）10月16日、脳出血のため死去、96歳。連絡先は同社秘書室。告別式は近親者で行った。喪主は長女、耀子さん。

プラスチック加工などに使う射出成形機を主力事業の一つに育てた。

竹歳　一夫氏（たけとし・かずお=元栗田工業社長）10月15日死去、87歳。連絡先は同社秘書課。告別式は近親者で行った。

百瀬　伸夫氏（ももせ・のぶお=元電通副社長）10月21日、心筋梗塞のため死去、86歳。連絡先は同社広報部。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は妻、久仁さん。

親が育てられない乳幼児を匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」（赤ちゃんポスト）を開設した慈恵病院（熊本市西区）理事長で産婦人科医の蓮田太二（はすだ・たいじ）氏が２５日午前１１時３７分、急性心筋梗塞のため熊本市の病院で死去した。８４歳だった。台湾生まれ。葬儀は近親者で行う。
相次ぐ乳児の遺棄事件などを受けて２００６年１１月、全国で初めて赤ちゃんポストの設置計画を公表。０７年５月から運用を始め、１９年度までに１５５人が預けられた。

黛　執さん（まゆずみ・しゅう＝俳人）２１日、病気のため神奈川県湯河原町の自宅で死去、９０歳。同町出身。葬儀は２４日午後１時から静岡県熱海市泉１９１の１の福泉寺で。喪主は妻官子（ひろこ）さん。

１９９３年に俳誌「春野」を創刊し、主宰を務めた。句集「野面積」で俳人協会賞受賞。長女は俳人の黛まどかさん。

橋本　善吉氏（はしもと・ぜんきち＝橋本聖子五輪担当相の父）１９日午後７時４分、老衰のため北海道安平町の自宅で死去、９６歳。北海道出身。告別式は２５日午前１０時から苫小牧市明野新町３―７―２６の苫小牧市民斎場明野ホールで。喪主は長男善一（ぜんいち）氏。葬儀委員長は森喜朗元首相。